伊集院光とらじおと 2020/6/25 ゲスト:久米宏さん
在宅でラジオを聴く機会が増えて、昔のテレビを視る感覚でスイッチを付けると、
自然と回したくなるチャンネルがある。
昔はそれがあったみたいな年寄り沁みたことを書きますが。
今日の伊集院光さんのラジオ。
ゲストは久米宏さん。
テーマは、なぜ番組を辞めたか。
スポンサーの有難さ、
言いたいことを言えばスポンサーが付きづらくなる。
けれど、そうした大人の事情ではない。
大手会社は、はがきのあて名書きまで請け負う現代に対して、
辞めた理由は「老い」。
若いころにできたことが、できなくなる。
引退された、中日の山本昌投手は、
契約更新の時に、どっちでもいいですよと球団側に言われ、
それであれば辞めますという結論に至った。
若いうちは、尖ったことを言えば周りから青くさい、
生意気な奴だと言われ。
年を取れば、だんだん守るものができてきて、
やりたいことをやろうとすることのリスクを感じて、手足が縮こまる。
周りからチヤホヤされたいだけの「やりたいこと」は、
チヤホヤされたいことが「やりたいこと」になる。
じゃあ、そうした若い時代を終えたあと、
本当に「やりたいこと」は何になるのだろうか。
年をとればとるほど、成熟して磨かれるものは何だろうか。
自分の中にそれがあれば、武器になるかもしれない。